うつ症状とパニック発作の天候要因
名古屋南区自律神経整体After magoです。
今日のテーマは「天候と体調の関係」についてです。
天候や気圧の変化は身体にいろいろな影響を与えますが、
一般的に云われているところで
・交感神経・副交感神経
・セロトニンなどの脳内化学伝達物質
・心身のバランス(女性のホルモンバランス)
などが挙げられます。
交感神経優位であれば、
・血圧上昇、血糖値上昇、心拍数上昇、脈上昇
・精神の興奮、高揚、やる気の向上、覚醒
・内臓分泌&排泄機能低下、痛みや症状の鈍化
など、「エネルギー活性化」の状態に
また副交感神経優位なら、
・血圧低下、血糖値低下、心拍数低下
・疲労感が出やすい、意欲低下、不安を抱きやすい
・内臓分泌&排泄機能活発化
・消化吸収促進、食欲増大
・心身をリラックス状態へ、器官機能回復、心身のメンテナンス機能回復
こちらは「エネルギーを蓄積」する状態になります。
全身の大掃除をするので
こちらは体調不良(自覚症状)の原因にもなります。
またその他にも様々な影響が存在します。
例えば、曇りや雨の前触れや高気圧から低気圧への
急激な変化はメンタルに影響します。
晴れた日の強い光や吸い込み酸素量が多くなると、
脳内伝達物質に作用して、交感神経が適度に優位になって
「生体リズム・精神の安定」に関与し分泌を促します。
晴れた天気の日が続くと、リズムに乗れてなんだか気分がいい調子がいい
心の不安材料もなんだか気にしなくなってきた・・ 感じですね。。
結果として人間の心と体を覚醒させるのです。
反対に天気が悪く、湿度が上昇して酸素の吸い込み量が少なくなる
と副交感神経を助長してしまう。
身体がしんどい、なんだかリズムに乗れない、カラダがスッキリしない
頭が痛くなってきた、いろんな不快な症状がでてきた・・
しかし、何でもかんでも副交感神経が悪いという
訳ではありません。
組織破壊(脳卒中、ガンなど)にかかりやすいのは
交感神経優位の状態が長く続くからです。
ストレスや過労などで
意識が高まっているときは
交感神経優位から
血流障害や内蔵機能低下を招き、
大きな命に関わる病気になやすい。
ですから、低気圧もどんよりした天気で
体調を崩したとしても、精神が安定しなくても、憂鬱になったとしても、
大きな病気を防ぐメンテナンスの為に
心身のリズムには手が回らないのです。
どんよりした暗い空は
見るだけでも憂鬱になりますが、
憂鬱になる原因は
他にもあると思います。
先ほど述べましたように
天気がいい高気圧よりも低気圧は
大気の量が減っている
と言うことになります。
大気が減ると言うことは
空気中の酸素量も減るということ
普段よりも酸欠状態になれば、
いろいろな症状が気になり始めます。
酸素量が十分でないと脳の機能が低下し、
眠気やだるさ動悸の引き金になります。
人間のカラダの約70パーセントは
水分でできていて
水分は流動的なので
気圧の低い空気中へ逃げようと細胞内の水分も外にむかって
膨張することになります。
そのことによりカラダの内圧が高まり浮腫みも起こりやすくなります。
また脳内伝達物質でいうとセロトニンもまた
身体が膨張することでうまく生成しづらくなって
結果的にアドレナリンとノンアドレナリンの制御ができなくなるのです。
それが一時的にうつ症状やパニック発作の引き金になる可能性もあるのです。