勝ち目のない現実と真っ向勝負で戦っている
人は人生の中で様々な体験をします。
見たり、聞いたり、体験した記憶という情報
人生は選択の連続ですが、その選択は潜在意識に
過去の体験から刷り込まれたエネルギーが
条件反射的に反応します。
特定の場所や状況を避けようとする防衛本能は
潜在意識の働きだといわれております。
なんとなく嫌な人と会った瞬間、胃が痛くなるのも
自分の意識ではコントロールすることができない潜在意識の働きのせいです。
遠い過去のほとんど忘れてしまったような記憶や頭の奥隅にしかないくらいの記憶、潜在意識が日常の「感情のパターン」「行動のパターン」に反映され、身体に様々な影響を及ぼすと考えられていますが
なにせ潜在意識は普段考えている顕在意識の数十倍、数百倍の意識
不安を感じないようにしたり、 苦手な場所にいけるように挑戦したり、自分をコントロールしようとすることは
とてつもなく勝ち目のないパワーと
実は真っ向勝負で戦おうとしている
こういった方たちが非常に多いと思います。
晴天の霹靂は身体の防衛反応(デトックス)
私たちの身体は呼吸、体温、血圧などをコントロールしている「自律神経」
ホルモンの分泌を司る「内分泌系」、「免疫系」などの働きが、バランスよく機能していることで健康を保っています。
しかし、大きな衝撃を受けたり、ストレスが蓄積されると、この三つのシステムの均衡が崩れてしまいます。
身体のバランスが崩れたとき、または崩れる過程で、真っ先に誰でも起こりうることが「呼吸が浅くなる」という身体の反応です。筋骨格的には首の筋肉が硬く、胸郭が捻れて、肋骨の可動域が小さい方が当院は非常に多いです。
また、過剰に防衛反応が日常的に働いているので、背中が硬くなる(不安因子)
ストレスが強い方の特徴としては、心臓・腎臓・第四チャクラ・手足の冷えなど典型的なストレス反射部位ですが、もうひとつ、パニック障害の方の特徴としては「脳の酸欠状態」があげられるでしょう。
首の筋肉が硬くなり→呼吸が浅くなり→脳が酸欠状態になる
つまり、身体にとって酸素は不可欠なものであり、酸素が不足した状態が続けば
いつかは必ず限界がくるということは当然、目に見えることです。
限界点は人それぞれ違いますが、「これ以上無理をすると身体が破綻してしまう」という心身の防衛反応が働くことは当然のことだと思われるのです。
身体は不思議なもので、あるものを犠牲して、大切な部分を守る働きがありますが、
優先的に守らなくてはいけない場所、それは生きていくために一番大切な部分ではないでしょうか。
先に述べました三つのシステムが限界にきたとしても、最も大切な部分を守ろうとする生体反応が結果的にしわよせとして力強い反応を出しているのです。